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都市部に建つアンティークと木の調和が心地よい2階リビング+ロフトのある家

都市部に建つアンティークと木の調和が心地よい2階リビング+ロフトのある家

そんなに大きくなく、自分たちらしい家を建てたいというご要望で家づくりがスタートしたK様ご夫婦。

リビングは陽当たりよく、明るくしたい。
そんな想いを最後まで大切に考え、最終的に2階リビング案にまとまりました。

都市部の約26坪の土地に、UA値0.4w/㎡k、C値0.4c㎡/㎡、許容応力度計算による耐震等級3を取得し、延べ床面積28.84坪の2階リビングからつながるロフトのある家が完成しました。
数字以上の広がりを感じられるよう細部までよく検討し設計しました、目線が抜けて日の光が心地よく感じられるアンティークと木の調和のよさをぜひ最後まで御覧ください。

建物面積
1F:47.33㎡/2F:48.02㎡
延床面積
95.35㎡(28.84坪) ※ロフト面積:12.42㎡
敷地面積
88.47㎡(26.76坪)
建築年月
2021年12月

外観

角地でありながら両道路とも4.0m幅員の為、道路斜線制限に頭を悩ませながらもシンプルな屋根形状とし、南側の軒の出も出せるだけ出しました。

総2階形状でバランス的にも安定し、玄関ドア・バルコニー・門柱に合わせ立体感を持たせた外構部分が良いアクセントになるよう、外観デザインを整えました。

 

外構計画

車1台の外構計画と、自転車を置くスペース。
ちょっとした植栽を植えるスペースを残したアプローチ。
玄関ドアを開けて、そのまま飛び出さないように動線をそらしたポーチ。

敷地の隅々まで有効利用出来るよう計画し、それが形になった喜びを感じられる仕上がりになりました。

 

玄関・SC

玄関にはSCを設計しました。

ルーバー開き戸により閉じながらも中の空気が入れ替わります、デザイン的にも少し抜けてる感じが出ていい感じに仕上がりました。

 

造作階段とアイアン手摺

大工の手造りによる造作階段で、1~4段目はスリット形状としホールに広がり感を持たせました。

お施主様のご要望で、手摺はアイアンにて造作し、マットブラック塗装仕上げとしました。
昭栄建設初チャレンジの手摺でしたが、設計と現場が上手く考えてくれて、スマートに納まりました。

床は無垢のカバザクラ、建具はホワイト色で統一し、取っ手や手掛け部分のブラックがいいアクセントとなり明るくおしゃれな玄関ホールです。

 

階段に落ちる太陽の光

時間帯によって、写真のように階段に太陽光のスリットが落ちてきます。
2階リビングにした場合の欠点は、1階個室プランとなり壁が多く、少し暗い印象になることです。

階段に少しでも太陽の光が届けばいいなという、設計の想いが形になりました。

 

ファミリークローゼット

何を、どう収納するかを考えて収納造作するのが、昭栄建設。

コートのような長いものを掛ける場所。
スーツやTシャツなど、短いものを掛ける場所。
仕事や学校から帰ってきて、バックやランドセルを置く場所。

世界にひとつしかないファミリークローゼットが出来ました。

 

キッチン

キッチンスペースの奥には収納力たっぷりのパントリーを設計し、季節の良い時は風が抜けるよう窓を設計しています。
壁ではなく窓にすることで、目線が行止まることなく抜けていきます。

こういった小さな設計の工夫の積み重ねが、なんだか心地いいよねという家づくりの肝だと思っています。

リビング方向を見ると、キッチンからも家族と視線がつながります。
昭栄建設の設計で、とても大切にしていることです。

ぐるっと廻れる動線と、水廻りとパントリーに楽につながる動線もとてもいいキッチンスペース。
キッチン前にはカウンターを造作し、在宅ワークに対応出来るスペースも確保しています。

 

ワークスペース

キッチン前のワークスペースカウンター。
壁に向かっていることで、気が散らず集中しつつもリラックスして、仕事も勉強もはかどりそうです。

 

サニタリースペース

人工大理石のカウンターに、木の質感とタイルの存在感を入れ込んだ造作洗面カウンター。
清潔感があり、K様らしい雰囲気にまとまりました。

隣には造作収納スペースと、奥に洗濯機が置けるようになっています。
奥には室内物干しスペースも確保してあり、とても機能的なサニタリースペースとなりました。

 

2階リビング

リビングは屋根なりの勾配天井とし、ロフト空間とつながります。
木の質感と空間のつながり、目線の抜けと太陽の光がとても気持ちの良いリビングになりました。

壁掛けテレビを設置する部分のアクセントクロスの色合いが、室内の雰囲気とあっていてとてもいいですね。

 

ロフト階段

ロフトに上がる階段をスリット形状としたことで、暗くなりがちな1階階段に光を落とすことができました。
それと同時に目線も抜け、向こう側の開口部まで目線が抜けます。

視線を壁でさえぎらないように設計すると、面積以上の広がりを感じることができます。

開口部の位置を設計するということは、採光・通風・抜け感・デザインを設計するということです。

 

ロフトスペース

下階面積の1/2かつ天井高1.4m以下という法規制がありますが、それをクリアすればこれだけのスペースのロフト空間が実現できます。

ロフト面積の1/20までの面積であれば開口部も設けられますので、敷地に対して空間を最大限利用したい場合はおすすめです。

ロフトからリビングを見下げるとこういう景色が広がります、吹抜け感もあってとてもいい感じ。
これも2階リビングならではのいいところです。
セカンドリビングのような、そんなロフトの使い方も面白そうですね。

K様の暮らしが笑顔に包まれ、家と一緒に豊かに育まれていくことをこれから楽しみにしています。