Life Column

冬至と夏至の太陽角度

家を設計するにあたり、敷地に対して方位の角度をよく検討することが大切です。

それと周辺環境。

それによって、敷地のどの場所が一番日当たりが良いのかが分かって、そこに家族が集まるリビングをゾーニングすることからプランニングがはじまります。

※やり方は人によって違うと思いますが、昭栄建設の注文住宅の設計スタッフはそうしています。

 

そして、夏の日射は遮って、冬の日射を取り込めるよう開口部の位置を検討します。

その時に大切なのが、夏と冬の太陽角度を知ること。

だいたい夏は78度、冬は30度くらいと覚えておけばいいんですが、その場所の緯度から計算で求めることも出来ます。

 

以前セミナーで教えていただいたのですが、先日忘れないようにもう一度自分でスケッチしました。

このスケッチは、日本の緯度を35度として描いています。

 

地軸と赤道が23.4度傾いていて緯度を35度とすると、その差分が11.6度。

緯度35度の線を伸ばして、その線に対して直角の線を引いて交わったところが日本の位置。

太陽の日射が水平線とすれば、90度-11.6度で夏至の太陽角は78.4度ということが分かります。

 

冬至の場合は地軸の傾きが逆になりますので、23.4度+35度=58.4度を90度から引いてあげると、31.6度という太陽角が求められます。